免疫力アップで花粉症対策

   2019/06/12

ヨーグルトとブルーベリー

花粉症の方は、シーズンが過ぎ去るのをじっと待つしかない、と思っていませんか。風邪であれば薬を飲んでしっかりと身体を休めることで改善できます。

しかし、花粉症は飛んでいる花粉を吸いこむことで花粉症の症状を引き起こすので、防ぐのが困難です。そのため、諦めている方がいらっしゃいますが、実は身体の免疫をアップさせることで、花粉症対策ができるのです。

この記事では、花粉症が起こる原因と改善するための方法について解説していきます。

花粉症は免疫の異常で引き起こる

花粉症とは

花粉症とは、スギやヒノキ、イネなどが飛ばす花粉を吸いこむことで引き起こすアレルギー症状のことです。
花粉症の特徴的な症状は、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどで、すべて風邪の症状とよく似ています。その理由は、身体に備わっている免疫力が花粉に反応しているために引き起こしているからです。

身体にはさまざまな免疫細胞が存在していて、外敵の侵入を防いだり戦ったりして増殖を防いでいます。風邪のウイルスや細菌などが体内に入ろうとすれば、免疫細胞が反応して外敵から身体を守ってくれます。
ところが、本来身体にとって無害なはずの花粉に対して免疫細胞が過剰に反応することで花粉症が引き起こっているのです。

免疫力が働きすぎて花粉症になる

正常な方の場合、タンパク質の花粉が体内に入ってくると免疫細胞の白血球によって食べられて終わりです。
一方、花粉症の方の場合、花粉が体内に入ってくると免疫細胞のマクロファージが無害なはずの花粉を有害な物質と誤認してしまうのです。
その結果、花粉を体内に入れないためにマクロファージはヒスタミンを放出します。ヒスタミンはくしゃみや鼻水などで細菌やウイルスを流し出す役割があるので、花粉症の症状を引き起こしてしまうのです。

つまり、本来は身体にとって無害な花粉に対して、必要以上に過敏に免疫細胞が反応してしまうために花粉症は引き起こされるのです。

免疫力をアップさせると花粉症を改善できる

免疫システムを正常にすることが第一歩

花粉症の原因は免疫システムの異常ですので、花粉症を改善させるには免疫システムを正常に戻すことが大切です。
無害なものに対しても反応してしまう免疫システムを正常に戻すことで、花粉に対して過敏に反応することがなくなります。

花粉症改善の近道は腸内環境をよくすること

免疫力をアップさせると免疫システムは正常になります。では、免疫力をアップさせるのに最も効果的なことといえば、腸内環境を整えることです。
腸内には身体全体の免疫細胞の約6割が存在しているといわれています。つまり、腸内環境を整えることで、免疫細胞が活発化して正常にできるのです。その結果、花粉症を改善させられるのです。

免疫力を高めるには

腸内環境を整えて免疫力を高める方法はいくつもあります。ここでは、3つの方法について解説していきます。

バランスのよい食事を心がける

腸内環境を整えるのに、最も基本となるのが食事です。口から摂取した食べ物は食道や胃を通って腸へ到達するので、腸内環境に大きな影響を与えるのです。
例えば、食物繊維を豊富に含んだ食べ物を食べると、腸内環境によい影響を与えられます。食物繊維は便を膨張させて腸の動きを活発化させたり、繊維質の特性を活かして腸のゴミを絡めとったりして腸をキレイにしてくれます。

また、ヨーグルトなどの乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を含んだものを食べるのも有効です。
腸内環境は善玉菌と悪玉菌の数で決まります。善玉菌を摂取することで腸内の善玉菌が優位になって環境を改善させられます。他にも、オリゴ糖なども有効です。オリゴ糖は腸に届くと善玉菌のエサとなるので、善玉菌の活動を活発化させます。

食事は直接腸に作用させられるので、花粉症の方はぜひ参考にしてください。

定期的に運動をする

近年のマウスを使った研究では、運動をすることでも腸内環境を改善させられると考えられています。
運動をしたマウスと運動をしなかったマウスを比べた結果、運動をしたマウスは「プロバイオティック」という善玉菌の状態がよいことがわかりました。つまり、運動は腸内環境によい効果を与えられるのです。

また、運動をすると血行がよくなります。血液は全身の細胞に栄養を供給する役割があります。血行がよくなることで、腸の細胞に栄養が供給されて機能の向上が期待できます。
さらに、肌細胞や粘膜の機能がアップすれば外敵の侵入を防ぎやすくなるので、身体全体の免疫力は飛躍的に高められるのです。

花粉症対策に運動を始めてみてはいかがでしょうか。

ストレスを溜めない

ストレスは万病の元といわれるほど、身体的にも精神的にも問題を起こします。その中でも、腸はストレスの影響を強く受ける器官ですので、ストレスを溜めないことが免疫力を高めるためには重要です。
腸は脳と強い結びつきがあり、「第二の脳」ともいわれています。ストレスによって脳に負担がかかり自律神経が乱れると、腸の機能は著しく低下します。
すると、腸内では悪玉菌が増えて腸内環境が悪くなるのです。その結果、免疫細胞も不活性化して免疫力低下につながります。

ストレスを溜めない方法は人それぞれですので、「これがいい」とはいえません。ただし、花粉症のシーズンが近づいてきたら、花粉症対策にストレスを溜めない工夫をしてみてはいかがでしょうか。

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