花粉症が発症する仕組み

   2019/06/12

スギ林

花粉症に悩まされている方はとても多いですよね。

周りの方にも毎年のように悩み、憂鬱になっている方もいるかと思います。

花粉症は去年までは症状が出なかったのに、今年に入ってから突然発症してしまったという方もいます。

しかも現在の医学では根治が難しく、長い年月に渡り悩まされる厄介なのです。

花粉症ってどんな病気?

花粉症の中でも最も多いのがスギ花粉で、1年のうち1ヶ月から長い方ですと3ヶ月程度悩まされます。

症状としては、くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみが主な症状でとても辛い症状です。

他にも症状が重い方は、皮膚のかゆみや頭痛、倦怠感、睡眠不足などの症状が現れます。

鼻水は風邪などの時に出る粘性のある黄色や緑がかった鼻水とは違い、粘性のないサラサラとした透明の鼻水が止まらないのが花粉症の鼻水です。

鼻詰まりは口呼吸になるので、口が常に渇いたり、咳が止まらなくなったり、匂いを感じなくなり、食べ物の味も分からなくて困ってしまいます。

鼻の粘膜も腫れ、鼻から喉への通りも狭くなり、息苦しくなってしまいます。

くしゃみは鼻の粘膜に付いた花粉を排除しようとして出ます。

風邪をひいた時に出るくしゃみよりも回数が多く、体力も奪われてしまいます。

花粉症が発症する仕組み

では、花粉症はどのようにして発症するのかをご説明していきます。

先ほどもご紹介しましたが、花粉症は鼻腔内に花粉が入ってきた時に、それを排除しようとし、免疫反応が起こり、くしゃみや鼻水、鼻詰まりなどの症状が出ます。

原因は抗原抗体反応によるもので、空気中に浮遊しているスギ、ヒノキ、イネの花粉などのアレルゲンが鼻粘膜に付着し、体内に抗体が作られて、マスト細胞という細胞にくっつきます。

マスト細胞とは皮膚粘膜や血管周囲に多く見られ、肥満細胞とも呼ばれています。

そして、再びアレルゲンが侵入すると、マスト細胞からヒスタミンなどのアレルギー誘発物質が放出され、ヒスタミン受容体と結合し、アレルギー反応を起こし、花粉症を発症するのです。

異物を排除しようとする作用で、花粉に過剰に反応してしまい、特に春先には花粉症の症状が出やすくなります。

花粉は人体にとって無害であるはずなのですが、身体を守るための免疫システムが働いてしまい、花粉を抗原とみなしてしまいIgEという抗体を作ってしまうのです。

体内に入る度に抗体は増加し、一定量を超えると花粉症の症状として出てしまうので、花粉を体内に入れないことがとても重要なのです。

ある調査によると、都会に住む20代前半の73%にIgE抗体の陽性が見られたとの事です。

陽性が見られると今は花粉症が発症していなくても、いずれ発症してしまう可能性がとても高くなります。

ですから花粉の時期は特に体内に取り込まないようにしなければなりません。

花粉症になったかもと思ったら?

もしも、花粉症の症状が出て、花粉症を疑う時は、先づは医療機で検査をして花粉症であるかを検査して見ましょう。

自分では花粉症だと思っていても、別の病気が隠れている場合もあるので自分で安易に判断して薬を飲んだりするのは辞めましょう。

花粉症に似た症状のハウスダストが原因の場合もあるので検査の際に花粉に対するIgE抗体の量を調べる血液検査や皮膚でアレルギー反応の有無を調べるスクラッチ検査を受けるようにすると良いかと思います。

一般にスギ花粉が飛散し始めるのは2月頃で、治療は症状が出る前から初期治療を行うと症状が重篤化しません。

花粉が飛散し始める約2週間前が効果的ですので、初期治療の前にアレルギー検査を受けておくと良いです。

IgE抗体を持っている方はアレルギー体質の方が多く、アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、気管支喘息などとの関わりも強いので花粉症以外のアレルギーを発症しやすいので注意が必要です。

スギ花粉以外も花粉症の原因になる

スギ花粉以外にもヒノキは3月から4月、シラカンバは3月から6月、ブタクサは8月から9月、ヨモギは9月から10月など1年中花粉が飛んでいます。

日本全域に分布していて、特に関東地方に多いです。

ですから田舎や地方に住んでいる方よりも関東に住んでいる方の方が圧倒的に花粉症になっていますよね。

花粉症の高齢者が少ない理由

また、高齢者は花粉症の方が少ないです。

それは、戦後10余年経った1960年代になるまでは国内で花粉症は見つかっておらず、当時の日本人の食生活や住環境がアレルギー体質になりにくかったからです。

また、高齢になると免疫力が低下するので、花粉に対しても敏感にならずに花粉症の症状が出にくくなる事が関係しています。

遺伝的にアレルギーを持っていて、それに加えて食生活も乱れ、不規則な生活をしていると花粉症の症状も悪化してしまうので日頃から規則正しい生活を心がけなくてはなりません。

花粉症は本当に毎日の生活を辛いものになったり、朝起きるのが辛いという方もいます。

あまりにも辛い場合は医療機関で薬を処方してもらうのも良いかと思います。

うまく付き合っていくしかないのでひどくならないように心がけましょう。

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